あがり症を認知療法で克服するその2
認知(にんち)療法(りょうほう)であがり症(あがりしょう)を克服(こくふく)する場合(ばあい)の第(だい)三段階(だんかい)は、スキーマを明らか(あきらか)にして、それを修正(しゅうせい)することになります。ここで言う(いう)「スキーマ」とは、その人(そのひと)の持つ(もつ)絶対的(ぜったいてき)な信念(しんねん)みたいなもので「〜でなければならない」などの考え方(かんがえかた)を指し(さし)ます。つまり、自ら(みずから)の行動(こうどう)に完璧(かんぺき)さを求め(もとめ)たり、自ら(みずから)を厳しく(きびしく)律し(りっし)たりする考えかた(かんがえかた)のことです。あがり症(あがりしょう)の人は(ひとは)、ある状況(じょうきょう)に置か(おか)れると心の中(こころのなか)に潜ん(ひそん)でいたスキーマが急激(きゅうげき)に活動(かつどう)を始め(はじめ)ます。そして、緊張(きんちょう)してしまうような強い(づよい)不安(ふあん)を感じ(かんじ)てしまうのです。あがり症(あがりしょう)の本人(ほんにん)はスキーマの存在(そんざい)に気づい(きづい)ていないことが多い(おおい)ようですが、あがり症(あがりしょう)の人(ひと)には確かに(たしかに)スキーマが存在(そんざい)するようです。例えば(たとえば)「自分自身(じぶんじしん)のことは完璧(かんぺき)にコントロールすべきで、人前(ひとまえ)で弱み(よわみ)を見せ(みせ)てはいけない」というスキーマを持っ(もっ)ているとします。この考え方(かんがえかた)を修正(しゅうせい)して、あがり症(あがりしょう)を克服(こくふく)していくのです。どのように修正(しゅうせい)していけばいいのでしょうか。例えば(たとえば)「どんな状況(じょうきょう)でも、常に(つねに)完璧(かんぺき)に自分自身(じぶんじしん)をコントロールすることは不可能(ふかのう)である」と考え方(かんがえかた)し修正(しゅうせい)してみてはどうでしょうか。また、「多く(おおく)の人は(ひとは)、他人(たにん)の少々(しょうしょう)の欠点(けってん)や弱点(じゃくてん)には寛容(かんよう)でいてくれるはずだ」と考え(かんがえ)てみてもいいでしょう。「人前(ひとまえ)で自分(じぶん)の殻(から)に閉じこもる(とじこもる)より、失敗(しっぱい)しても自分(じぶん)のことをオープンにするほうがよっぽどいい」と考え(かんがえ)られるようになれば、あがり症(あがりしょう)か克服(こくふく)されたのも同じ(どうじ)です。絶対的(ぜったいてき)信念(しんねん)であるスキーマを修正(しゅうせい)していくには時間(じかん)がかかると思い(とおもい)ます。しかし、あがり症(あがりしょう)を克服(こくふく)するためには長い(ながい)時間(じかん)がかかるものですので、気長(きなが)に取り組み(とりくみ)ましょう。
あがり症 克服
認知療法であがり症を克服する場合の第三段階は、スキーマを明らかにして、それを修正することになります。
あがり症 克服